「最近イライラすることが多くて悩んでいる」
「よく聞くセロトニンって何?」
「関井圭一さんのことをもっと詳しく知りたい」
眠りが浅いと感じたり、些細な事にイライラしてしまったり、なんだか気分が優れない症状を抱えている人はある物質が不足しているのかもしれません。
その物質とは、幸せや心のバランスを整えるホルモンと呼ばれる「セロトニン」です。
ここではどんな役割を持っているのか、不足した場合な症状や、効果的に増やす方法をご紹介していきます。
Contents
セロトニンとは?関井圭一さんに聞いてみる
セロトニンとは、神経伝達物質の一種で脳内のデータをやり取りする際に使われます。
(参考:関井圭一経歴)
ノルアドレナリンやドーパミンと言った重要な神経伝達物質と合わせて「三大神経伝達物質」と呼ばれるほど大きな役割を担っているのです。
セロトニンの脳内に占める割合は5%程度だと言われていますが、体内に存在する他の場所とは役割も異なっています。
脳内では安定した睡眠や直接的な感情との関連性が強く、心の平穏を保ち精神を安定させる大切な物質です。
セロトニンが不足してしまうと前述したような心の軸がグラついてしまい、精神が不安定な状態に陥ります。
大脳皮質が過剰に働いてしまい、ストレスの影響を過度に受けるようになってしまうからです。
こういった状態が続くと、自律神経にも作用しうつ病やパニック障害の引き金にもなりかねません。
また、ノルアドレナリンの怒りや興奮作用を制御できなくなってしまうため感情の起伏が激しくなってしまいます。
セロトニンが不足するとどうなるの?
感情の高まりは夜になってもなかなか寝付くことが難しくなり、夜中に起きてしまったり、全く眠れなくなったりして不眠症になってしまうことも。
衝動的にものを壊したり、人に八つ当たりしてしまったりなど人間関係にも悪影響となります。
興奮した感情の歯止めが利かなくなると、冷静な判断を失わせて、お酒やギャンブルにも依存しやすい体質を作ります。
逆に何に対してもやる気が出なくなったり、無気力状態に陥ったりすることで他人との関わりを避けるようになってしまいます。
このような症状から孤立してしまい、自分ひとりでは改善が難しく苦しんでしまう人も多いのです。
以上のようにセロトニンの不足が招く症状は決して無視できないものです。
悪循環に陥らないためにも、早めの対策が必要です。
太陽を浴びてセロトニンを増やそう
実は簡単な方法で増やすことができます。最も簡単で効果的な方法は、朝起きたら「太陽の光を浴びること」です。
太陽の光が網膜に入ることで、分泌が促進され活性化していきます。
太陽光に含まれる紫外線にはビタミンDを生成する働きを助け、このビタミンDが分泌を促進します。
また、体内時計をリセットして生活リズムを正常に整えることも期待できますので、太陽光は規則正しい生活に欠かせないものなのです。
夜間にはほとんど分泌されない物質でもありますので、昼夜逆転の生活を送っている人は眠たくても一度朝日を浴びてみてください。
起きるのはつらいですが、朝日を浴びると不思議と目が覚めることが分かります。
しかし、注意点として直接太陽を見るのは危険ですのでやってはいけません。
カーテンから漏れる光や薄手のレースカーテン越しでも効果がありますので意識すると良いでしょう。
「太陽を浴びる」以外のセロトニンの増やし方
次に増やす方法としては栄養バランスの取れた食事を心がけることです。
神経物質であっても生成するための材料となるのは、摂取した栄養素です。
必須アミノ酸の一種「トリプトファン」や分泌を促進するビタミン類を多く含む食品を意識的に摂っていきましょう。
トリプトファンが豊富に含まれる食べ物にはバナナや乳製品、アーモンドやひまわりの種などのナッツ類、赤みの魚や肉類が挙げられます。
また、ビタミンB郡には分泌促進とともに疲労回復効果も期待できるため「なんだか身体がだるいな」と倦怠感を感じる時には、レバーやバナナなどを食べると良いでしょう。
特にバナナにはトリプトファンとビタミンB6の両方が備わっていますし、手軽に取り入れることができます。
摂取した栄養素が便秘や下痢などで効率よく使用できないとせっかく気を配っても排出されてしまいます。
腸内環境を整える
腸内環境を整えることもポイントですので一緒にヨーグルトを摂ることも効果的です。
よく朝のメニューにバナナヨーグルトが出されることがありますが、実は理にかなった朝食なのです。
さらに食事の際にはよく噛んで食べましょう。運動をすることも非常に好ましいことではあるのですが、「ものを噛む」という行為も立派な運動なのです。
一定のリズムで、よく咀嚼を行うことを意識しましょう。
スポーツ選手が試合中にガムを噛むのは、精神が安定する効果があるためとも言われています。
もう1つは、マッサージの中でもスェーデン式のハンドセラピーやタッチケアがいいと言われていて、丁寧なハンドマッサージにより疲労の回復に役立ちます。
通常、こういったセラピーは体をほぐすことによって癒しや快感を得られますが、脳にアプローチするのです。
まとめ
以上のように「太陽の光を浴びること」「栄養バランスを考え、よく咀嚼を行うこと」「ハンドセラピーを受ける」がすぐにでも実践できるセロトニンを効果的に増やす方法です。
部屋にこもりがちな人は、朝日を浴びて散歩でもしてみてはいかがでしょうか。
最初は気乗りしないかもしれませんが、徐々に気分が晴れて様々な改善が望めます。
まずは明日から、太陽の光を浴びて快適な朝を迎えましょう。