◆金の売買で損をしない為に抑えておきたいポイント
これから金の投資を行おうか迷われている方もいらっしゃることと思いますが、売買を行う上では損をしないために知っておきたいポイントや注意事項があります。
いざという時に困らないためにも、必要な知識を備えておくと安心です。
そこでここでは、金の売買に関する詳細と損をしないために抑えておきたい内容を紹介します。
金は世界中でその価値を認められている貴重な素材の一つです。そのため、特定の国でしか使用することのできない紙幣とは異なり、世界的に価値がゼロになることはありません。
紙幣よりも安定した価値を持つことから、世界中で一定の人気を維持しているのです。
ちなみに、取引においては同じキロ数であればすべてが同じだけの価値を持つというわけではありません。
同じ重さであっても、品位が違えば当然その価値も異なります。
似たような見た目・重さの偽物が出回っていることもあり、本物を見分けるのが難しい場合もあります。
この点においては注意するようにしましょう。
ちなみに投資対象として認められるためには、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)による基準をクリアしなければなりません。
LBMAから認められることで、その証明としてブランド名を刻印することが許されます。
同時に、世界的に保証された品質ということになり、投資対象として認められるようになるのです。
◆相場と買取価格を比べる
売買において損をしないためには、相場を正しく把握しておくことが大切です。
なぜ相場を把握することが大切なのかというと、買取価格を決定するためには市場の相場を元に計算するからです。
採掘量が増えたり、中古のスクラップが多く流通するようになれば、当然供給量が増加することになります。
一方で需要においては、資産としてだけでなく原材料としても世界で流通していることから、2重構造であるのが特徴です。
その内で買取価格に作用するのは現物市場の相場であるため、こちらを把握する必要があります。
それではどのようにして現物市場の相場を把握すれば良いのかというと、簡単な方法としては、新聞で価格を知ることができます。
全国紙に記載されているため、それを確認するとスムーズです。
その他にはネットでも確認が可能です。
各買取業者のホームページでも公開されているため、そちらをチェックしても良いでしょう。
買取においては十分な知識をもって行わないと、損をしてしまうことがあります。
そのようなことにならないように、次の点に注意するようにしましょう。
まずは相場と買取価格を比べることです。
相場を知っておくことで、買取価格が極端に安くないかどうかを知ることができます。
一つの業者だけでなく、複数の業者の価格を調べておくと安心です。
続いて、購入した際の価格と買取価格を比べることも大切です。
特に品位が高いものを購入していた場合、購入した際の価格設定が高めである場合があります。
業者から提示された額との差が大きい場合は、その理由を確認するようにしましょう。
◆手数料の有無や安心できる業者を選ぶ
最後に、まとめて大量に売る場合は、プラスで価格の上乗せをしてもらえる場合があります。
もちろん、これは行ってくれるところとそうでないところに分かれるので、大量に売る予定の場合は、まとめ売りで価格を上乗せしてくれる業者を選ぶのがおすすめです。
ゴールドリンクなど安心して売買できる業者を選ぶためには、次の点に注意して見分けるようにします。(参考記事:ゴールドリンクの口コミや評判)
一つ目は、買取価格を公開している業者かどうかです。
査定額の根拠となる買取価格を公開していない場合は、当然ながら不信感が募ります。
きちんと公開している業者を選ぶようにしましょう。
ちなみに規模が小さな業者であれば、単に更新が遅れているだけの場合もありますので、電話で直接問い合わせてみる方法もおすすめです。
二つ目は、手数料の有無を確認しておくことです。
取引に手数料を取るところもあれば、無料で行ってくれるところもあります。
手数料の有無だけでは優良か否かの判別は難しいですが、それ以外のポイントと合わせて一緒に確認しておくと安心です。
ただし、明らかに高額な手数料を取るところに関しては、悪徳である可能性が高まります。
避けた方が無難でしょう。
三つめは、見積もりや明細書を出してくれるか否かという点です。
優良なところであれば、査定の根拠を提示してくれますが、悪徳な業者であれば証拠となる見積もりや明細書の提示を行いません。
買取価格をわざと高額に設定していたり、買取重量をごまかしていることも考えられます。
口頭のみで伝えてくるようなところは不信感が募るため、利用を避けた方が無難です。
以上が、金の売買を行う上で知っておきたい最低限のポイントです。
知らずに取引をして損をしてしまわないためにも、必要な知識を身につけておくようにしましょう。