日本ユニセフなどの募金活動について

日本では、さまざまな募金活動が行われていますが、これは裕福な国だからこそなせる技になります。
いくら不景気だと騒いでいても、数10円から数100円の募金ぐらいはだれにでもできるものです。

昔から支援をするユニセフなどがありますが、その理由はアフリカ自体が貧困だからでしょう。
あす食べる食事すらないところも少なくありません。
実際にテレビやインターネットの画像などでアフリカの状況が映し出されていますので簡単に認識することができます。

では、アフリカに行ったお金はどのように扱われるかといえば、大きく分けて2種類のことが考えられるでしょう。
一つは、日本ユニセフなどの団体が直接学校を建てたり食べ物を買って現地の人に届ける方法です。
もう一つの方法は、アフリカの特定の国に渡す方法になります。

前者の場合は、団体が直接お金を使っていますので問題ありませんが、後者の場合は少し怪しい部分があるともて間違いありません。
集めた募金をその国に寄付してしまうと、その国の役人が不正に利用してしまっている可能性があります。

自分の懐に入れる場合や、わいろとして渡す場合など様々ですがいずれにしても募金をした人の意図とは違う方向で使われており、しかもそれが犯罪の温床になっていることも否定できないでしょう。

もちろんすべての政治家がそのように扱っているわけではありませんが、渡した金額や援助物資が現地にしっかりと届いていないこともありますので大きな問題となっています。

いつまで経っても貧困がなくならない理由とは

いつまで募金するかといえば、それぞれの国がしっかりと自立するまでですが、何年経過しても自立するめどは立っていないのがポイントです。
なぜいつまでたっても貧困がなくならず自立することができないかといえばいくつかの理由が考えられます。

一つは、大航海時代植民地にされたことが原因です。
植民地にされた後も東南アジアのように発展してくる国もありますが、当時のつめ跡が大きく数100年にわたり外国に支配されてしまうとマイナスからのスタートになるため立ち直るのが難しい状態です。

植民地支配とは、技術的なものを教えてくれるわけではなく、植民地支配をした国が植民地支配をされた国に対して一方的にモノを売るのが特徴になります。
そうすると、植民地支配された方の国は一方的に購入するだけでそれを作る技術を学ぶ機会がありません。

これは意図的に行われていることで、技術を学ばせてしまうと植民地支配をした国が発展してしまい支配をする国からしたら不都合なわけです。
そのため、国が発展しないために抑え込もうような政策を積極的に取ってきました。

支配されていた期間が長ければ長いほど、国の発展が遅れていきそれが貧困の原因になっていると考えて間違いないところです。
ただ、問題はそれだけではありません。

なぜなら、アフリカと同じだけの期間植民地政策が行われていた東南アジアのほうでは、それなりに発展をしているからです。
つまり、同じアフリカと同じアジアで同じような状態だったにもかかわらず1950年代から解放され方や成長し方や成長が止まったままの状態です。

国内のお金が海外に流れて行ってしまう

つまり別の理由により発展していないことがわかりますが、その理由は国内のお金が海外に流れて行ってしまうことです。
日本でもたまにありますが、税金を払いたくないため、海外に資金を預けるような行為が行われています。

これにより、税金を支払なくてよいですがかなりの金額が流失してしまいその国が貧乏になっているわけです。
ある調査によれば、全体で5兆円ほどのお金が流失し結果的に貧乏になっているのが現状です。
国の代表者や官僚そして国会議員などが自分の欲のためにそのようなことが起きてしまいいつまでたっても堂々めぐりが終わりません。

根本的に、国の教育に問題があることがわかります。
国の教育がしっかりしていないせいで、国民の監視の目が届かないだけでなく善悪の区別がつかないような状態になってしまっています。
この点を改善しない限り、いくら寄付をしたとしても無駄になるでしょう。

寄付されることが当たり前になってしまう

もう一つは、寄付をすることでそれが当たり前になってしまっているからです。
寄付をする側としては、今の状況を打開するために行っていますが、受ける側としては何もしないでもお金が入ってくるので今のままでいようとするわけです。

人からもらうのが当り前になってしまうと、国が発展しなくなり結局平行線をたどるだけになるため意味がありません。
国民の末端の部分に関しては、そのようなことも知らないため貧乏生活を送っていますが、寄付を受ける側の政治家や官僚は自分たちでお金を使ってしまうためむしろ発展してもらわない方がいいわけです。

これは、日本の生活保護受給者と同じで、働かなくてもお金を得る方法をしてしまったのでなかなか働こうとしないでしょう。
生活保護に関しては、人によりますが無駄に使っているような人間に対しては極限まで切り詰めて生活できるかどうかわからないレベルまで追い込むことが必要かもしれません。

いずれにしても、貧困をなくすためには現在の仕組みを変える必要があるでしょう。